人はどこでどう病気になってしまうか分かりません。当然ながら私たちも例外ではありません。
医療が発達し、高齢化社会が進む中、逆に、少子化問題や生涯独身などという独身貴族が増えています。
若いから孤立死はしないなどは、この社会ではもう通用いたしません。
特に、都会では低年齢層から高年齢層の一人暮らしが増えております。
低年齢層では、地方で就職先無く、都会で就職先を見つて一人暮らしをしたり、一人が気楽でめんどくさくないからと実家を出て一人暮らしをする事が有ります。
高年齢層では、生涯独身の方もいれば、同じく子供達が家から離れて行くといった事で孤立してしいきます。
一人暮らしになると寂しさからか、生活のリズムが崩れて、部屋の中も乱れてきます。
今回は、川崎にお住まいだった方の孤独死の現場で、特殊清掃の仕事でした。こちらの一人暮らしのご老人も、淋しさから何かに囲まれていないといれなかったのかもしれません。
ネクストがテレビ局の取材を受けるのは、世間の方に、今の社会の現実を分かっていただきたいからです。
テレビ放送を通じて番組を見た方が、ふと、ご自身のことに例えて、親兄弟や親戚、ご友人を想い出して、今この瞬間が一人だったとしても、優しい気持ちで思い出した方の家へ足を運んだり、電話を一本入れてみたりしていただけると、私たちも本当に温かい気持ちになれます。
これからまだまだ孤立死は増えるでしょう。私は、信念を持って、ご遺族様のお力添えが出来ますよう日々努力してまいります。
私共は、ご老人が、社会から孤立しない様なコミュニティー作り、ネットワークでTV電話的に常に誰かと繋がっていられる環境づくりを考えています。
今回も、丁寧に真心こめて、分別・搬出・清掃後、臭いの付いた書類なども消臭し、ご遺族の方へお返しいたしました。